痛むヒザをかばいつつの不自然な動きが続く日々。
なぜか、ロボットのようなコマ送り行動のわたしの姿だ。
誰がどこからどう見ても、体がかなりカタイ女としか思えない。

誤解だ。
決して、こんなに体がカタカッタわけではない。
この今の姿、これはあくまで仮の姿なのだ。
信じてくれ!

カタイ体仕様になってしまったこのわたし。
ガックリとカタを落とす。
活発な動きでいた頃を忘れてしまいそうだ。
しかし、家事は、忘れたくとも忘れさせてはくれない過酷な現実。
お洗濯中にふと手にした「柔軟剤」。
柔軟・・・?
やわらかくなるの・・・か・・・。
これを・・・お風呂に入れてしばらく全身浸かってみようか・・・?
と、右手に「入浴剤」、左手に「柔軟剤」で、ポカポカ湯気立つお風呂の前。
悩むわたしは、眉間にシワよせ真剣だ。
もちろん・・・
正気だ。
今日の一句・・・「老体を 柔軟剤で 全身パック」