唯一、朝寝坊が楽しみ、幸せの日曜日。
しかし、わたしを起こしにかかる最大の敵は、SAVA姫だ。
いつもなら、ヌレテイル冷たい鼻をわたしの頬に押し当てて、必死にわたしを起こそうとする。
が、こちらも、そうそういつまでもそんな姫の作戦にひっかかるほど甘くはない。
一生懸命に、自分の鼻を押し当てる姫を無視し続けて堂々と寝ていた。
しかし、何ということでしょう!
姫が新しいワザをあみだしたのだ。
寝ているわたしの枕の下に、無我夢中で自分の鼻先をつっこみ、枕を持ち上げているではないか!
ひょええー!姫さまったらいつの間にそんな新しいワザを!?
いくらがんばって寝ていたわたしでも、さすがに頭を上下に揺さぶられては、起きざるをえない。
「やったでしゅ!新ワザが成功でしゅ!」
と言いたげな得意そうな姫の顔だ。
脳ミソ入っているのか?と思うほどの、あんなに小さな頭で、姫も色々と考えているのだ。
そう思うと、起こされたことの悲しさより、姫のすごさに感動の涙を流す単純なわたしだった。
今日の一句・・・「朝寝坊 阻止する匠 SAVA姫参上!」