お夕飯を作りながら、ふと頭に浮かんだ「調味料のさ・し・す・せ・そ」
この順番に、調味料を投入するのがお料理の基本らしい。
まずは「さ」と言えば、主食がアルコールのわたしの頭にまっさきに浮かぶのは、「酒」だ。
しかし、一般的には「砂糖」らしい。
これで、「さ」が消えた。
では、「酒」はいつ入れるのか?
あ、お鍋には入れずに、作りながら自分の胃の中に入れればいいのか。納得。
次に「し」とくれば、「塩」か「しょうゆ」か?
悩むところだ。
ファイナルアンサーを「しょうゆ」にした方々・・・。
うーーーん、残念!
「塩」だったのだ。
「せ」が「しょうゆ」っていうのは、あまり納得できないものがあるが、仕方がない。
昔の人々には、さからえないので我慢しよう。
しかし、現在お店で「せうゆ」下さい!なんて言ったら、笑われる。
「す」ときたら、当然「するめ」でしょ?
熱燗にも冷酒にも、いけるのだ。
おーっと、調味料ではなかった・・・。お恥ずかしい・・・。
「す」は「酢」って、そのまんまだ。
もうひとつ、ひねりが欲しいところだ。
最後に登場の「そ」ときたら、「ソース」で決まりだ。
何?!「みそ」だと???
どうして今まで、言葉のアタマがきていたのに、いきなり末尾の「みそ」の「そ」がくるのか?
ヒジョウに納得がいかない。
これでは、「さ・し・す・しょ・み」だ。
こんなことを考えながら、お料理していたわたしは、「さ~しすせそ~♪」なんて、鼻歌を歌いながら、いい気になって調味料投入をしていた。
ご丁寧におみそは、こしながら。
いったい、わたしは何を作りたかったのだろうか?
お鍋のなかのブキミなブツは、怪しい香りをただよわせていた。
今夜は、お寿司の出前にしよう。
今日の一句・・・「さしすせそ 全部使うと 大惨劇・・・」