年末になると、毎年なぜかあせって・・・飲まねばならん!という使命感に燃える我。
毎日の飲みすぎで二日酔い続き・・・目がまわる。
そこへもってきて、なぜかヤボ用が多く、分刻みのスケジュールでますます目がまわる。
目がまわりすぎで、自分だけが震度6状態でグラグラしながらも、腹はへる。
そう、お夕飯の準備をせねば餓死だ。
多忙スケジュールのなか、スーパーへ買出しにいざ!
ん?
なんじゃい?こりゃ?
いつものスーパーのはずが、店内はガラっと模様替え?
「おせちコーナー」がドドドーンと登場だ。
日頃は、誰の目にもふれないようにひっそりとうずくまっている「かまぼこ」も、キラキラと輝きながら堂々のメインステージへ。
年に一度の「かまぼこ」の晴れ舞台だ。
たいした出世だ、でかしたぞ!と立場も価格もUP!していた「かまぼこ」に感動しながら先へ進む。
すると、今度は・・・
思いっきり、「クリスマスコーナー」が登場だ。
目にとまった垂れ幕には・・・
「クリスマスには、やっぱり『かに』!」
「クリスマス」には・・・「かに」なのか?!
いつからなのか?
それは、世界共通なのか?
近頃のサンタクロースは、「トナカイ」ではなく、「かに」に乗ってやってくるのか?
はたまた、これぞ「和風クリスマス」なのか?
スーパーの通路を歩きながらも、悩む我。
いやいや、今宵の我は、普通食でいいのだ。
あえて、普通食を求めているのだ。
「おせち」も「クリスマスかに」もいらん。
普通のモノを食わせてくれ!
そう、「お刺身盛り」を求めてさまよう我。
だが、なぜだ!?
いつもは、宝塚トップスターのように、きらびやかな「お刺身盛り」コーナーが・・・
「只今、謹慎中!」
のごとく、肩身が狭そうに震えているではないか!
オーマイガッド!
「お刺身盛り」よ、アイムソーリー。
日本人なら、お祝い事には「お刺身盛り」だぞ。
クリスマスこそ、カモーン!「お刺身盛り」が基本なのだ。
おお、神よ・・・
普通でない我に、せめて普通食をお与えくだされ・・・。
年末多忙で目がまわっているこのコテコテ日本人の我に、せめてコテコテ普通日本食を・・・。
今日の一句・・・「日影の身 かまぼこ今こそ スターなり!」